BaCK | 間違いだらけのテニス指導 <初級(初心者)・中級から上級テニスを目指すために>

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テニスで常に心がける必要のあるものを私なりに。

Ba
バランス

C
コントロール

K
緩急

ということで
back(バック)
で覚えておいてください。
(といっても好きずきですが(笑))


理由ですが。

Baについて
何かに固執しすぎるのか、打ちながら少しずつバランスを崩している人が実に多いのです。自分一人のバランスを崩している場合はもちろんのこと、ダブルスで2人でやっているのにそのバランスを崩している場合も含まれます。
1人のボディのバランスは自分で考える以上に重要です。一度バランスを崩すと修正に時間がかかります。バランスを崩して強烈なショットを打つならば、バランスを崩さないでホワホワボールを打っているほうがましなのです。それは相手から返ってくるボールへの対処からです。
また、自分のショットが速い割に、自分の動きが遅い(スプリットをするとか、次の動作の遅さ)ため、打てば打つほど自分からバランスを崩し右往左往する人はけっこういます。特にスクールでストロークだけ鍛えた人には顕著です。次に返ってくるボールに自分が対応できる速度のボールを打てなければなりません。


Cについて
どんなに遅くても直径1mのサークルに狙って打てるならば、どんなに速くてもこのサークルに入らないボールよりも優れているということです。狙ったところに打てるということは次への計画ができるということなのです。コントロールの甘い人のことを「出会いがしらの人」と言うことがあります(友人との間なんですが(笑))。車で「出会いがしら」に衝突した、という「出会いがしら」です。自分のボールがコントロールできない人は相手からくるボールの予想もできません。だからプレーは出会いがしらになるわけです。その場その場(ボールがネットをこえる度のこと)でばたばた動きばたばた打ち、最後に自滅してしまうのです。ダブルスではこの欠点が顕著になります。AさんはBさんがどこに打つかわからないのでどこにポジションしてどのように動けばいいかわからないというわけです。サービスはどんなに遅くとも2人で予めコースを決めておくと全く違うゲームの質になるでしょう。

Kについて
相手の強いボールを弱く返球したり、相手の弱いボールを強くしかり決めていく、といったようなことです。そしてペースを変える、というのももちろんあります。いつも同じペースのボールでは相手は慣れます。そして打つべきときには打ち、あえて遅くして守るときには守るというのもあるでしょう。極端な緩急もあれば微妙な緩急もあるでしょう。3つのテーマの中では一番難しいことかもしれませんが、それゆえこれができる人はかなりのレベルだと思います。


ということで
ことあるごとにbackを考慮してみてください。