負けをどう感じ、そして取り入れるか | 間違いだらけのテニス指導 <初級(初心者)・中級から上級テニスを目指すために>

負けをどう感じ、そして取り入れるか

 タイトルはあるTV番組でジョコビッチ選手がインタビューに答えていた言葉の内容です。実際に発した言葉は違いますが、ニュアンスはあっていると思います。その番組の中で私が一番感銘を受けた内容でした。ジョコビッチ選手は「私も数々の辛い敗戦をしてきた」というようなことも言ってました。

 「相手が強かった」「今日は調子が悪かった」「ペアに問題があった」などなど、敗戦の理由をその場の気分を沈めるために探し、または作っていないでしょうか。そういうことも精神衛生上必要なことだと思いますから、否定はしませんし、むしろ良いことだも思います。ただし、強くなる、上手くなるためには、そこでストップしていてはならないのでしょう。

 「敗戦」という貴重な経験を生かしてこそ明日があるのだと思います。それは自分のレベルが上がるに従い、他者からは見えにくい内容になっていくものと思います。

 強くなるために、逆境にどう立ち向かっていったかが大切だと思います。どういうレベルであるかは問題ではないのです。そして、このことは年齢に関係ないと私は思います。死ぬまで誰にもチャンスはあるのだと思います。

 私は「年相応にしたら」とかいうのが大嫌いです。自然からみれば人間の0歳も100歳も大して変わりはないと思っていますので。