間違いだらけのテニス指導 <初級(初心者)・中級から上級テニスを目指すために> -105ページ目

ボールを自分のものに

改善はしたはいいが、調子に乗ってはいけない。
無意識に打てるようになるまでにしないと。
自分のものにしないと。
まだ、相手から来たボールを自分のものにしていない。

サービス、胸をはる

・胸をはり(肘を引く)、その反動で肘をあげる
・トスは高すぎず

以上がうまくいったらじょじょに足を使う
(足のジャンプを取り入れる)

いかに感覚を掴むか

私苦手です。
でも、少しずつ進歩しています。

全体のところでも述べましたが、いかに気持ち良く打てるかにつきるでしょう。バネになったように感じれればいい。そうするとほんとにスパーンと行く。回転と伸びのあるボール。

足の先からラケットの先までで、どこかが変だと、ぎこちなくなる。トスも含まれる。

ともかく、自分の”気持ち良さ”を掴むまで練習することだ。

部分部分の解説は、雑誌でも盛んに書いてある。でも、部分のみを変更すると、それに伴い他のよかったところに支障をきたす。だから、練習は噛み締めながらゆっくりやろう。


ダブルスの心構え

私が多いに反省している点である。

ダブルスはペアでやるもの。あたりまえ。

如何にペアがプラス(力発揮の方向)になるかを考え実践することが、最も重要である。
その実践事項とは
・自分自身の力を発揮する
・ペアの力を活かす戦略をとる
・ペアの気持ちを前向きにするコミュニケーション

3点目が一番難しいだろう。この具体的方法はペアによって違うからだ。一般的にペアに「しっかりしろー」なんていうのは非常識である。が、しかし、私のあるペア(後輩)はこのように言われると集中して良いプレーをし、本人もそれでいいと言ってくれている(内心はアホ先輩と思っているかも)。要するに人と人なのだから、ペアとよくコミュニケーションをとって力を合わせることが大切だということ。これで、勝てる試合はいくらでもある。しかし、実際には、ほとんどコミュニケーションのとれていないペアが多いと思う。だから勝てる試合をあっさり逃す。試合の最中ずーっと2人とも調子がいいというケースはまずないだろう。必ずどこかでどちらかが崩れるものだ。そこを如何に協力し乗り切るかだ。

もちろん「俺はアイコンタクトだけでいい」というペアもいるかもしれない。そういうのも、やはり人と人。”あり”でしょう。

スライスのリターン

スライスのリターンを使えるととても便利である。
相手のサービスが速い時など、対応し易い。
もちろん日頃練習していないと、うまくいかないと思われる。

メリットは前述の他に次がある。
・リターン後に前に詰め易い
・相手のスピンサーブにタイミングをとれると、相手の力を利用しコンパクトなスイングで返すことができる。コンパクトだから、ミスも減らせ、それは緊迫時の緊張時に特に効果を発揮する。
・同じ構えから、インパクト時に面を上向きにすることでロブも即打てる。
・それまでスピンや速いリターンをしておくと、スライスにより相手のファーストボレーのタイミングを狂わせ、ミスやイージーなボールを誘う。

最後のメリットは特に痛感するだろう。
速いリターンはボレーにとって割合い扱い易い。相手のボールスピードを活かせるからだ。しかし、スライスボールの回転やスピードをボレーでコントロールするのは、意外に難しい。自分からよりきちっとコントロールしなければならないからだ。浮いてくる鋭いスライスはきちっと打たないと、その回転の影響でネットに繋がる。遅いスライスは待てなくて体が突っ込み、浮いたボールになる。

さて、スライスリターンを打つためには。
手打ちになりがちになるので、そこに特に注意すること。キャリオカステップ(フォアならば、ミート時に右足を左足の後方に持ってくるやつ)等を取り入れ、体全体で持っていく感覚があるといいだろう。
また、ラケットを立てて構え、ミート時、面を縦(ぎみ)に使うと、「うまくいく(回転&コントロール&スピードの調整)」という実感を得れるだろう。面を横に使って回転をかけるという感覚の人が多いと思うが、面は縦にも斜めにも使えるわけだ。縦だとボールを転がせる面の長さを増やせる。
(必ずしも「ねばならない」というのではない。その人にあった方法が一番だから)

スポーツの基本だが。

「足」だ。

足だけよければいいというものでは、もちろんない。
しかし、足がなんとかなれば、あとはなんとかなる。
しかし、足が駄目だと、なんとかならないことが多くなる。

さて、足をなんとかってどういうことか?

ベタっとコートに足裏をつけておくのではなく、常に動けるようにしておく。その方法はいろいろあるのだろうが、軽くステップを踏んだりするのはプロでよく見る。練習や試合を見ればよーくわかる。

私は20年前、初めてシングルスの試合に出た時、緊張しまくっていたが、この足で成功した。(と、自分では思っている)
クレーコートだった。止まってボールを待つ時に、両足をグリグリ地面にこすりつけて足に神経を集中させたのである。これにより上半身の力みは消えた。多少足が疲れた記憶があるが、動けた。所謂、地に足がついている気分になったのだ。

建築物ではないが、土台が肝心。足がいいと、腰、頭、肩、腕と下から上に連鎖して良くなる。しかし、足が駄目だと連鎖して悪くなる。

余談であるが、寝不足等の疲労は試合にもろにでる。まず、足に来るからだ。
単なるシングルならば寝不足だろうが自分の責任であるが(これも考え方によっては対戦相手に失礼ともいえる)、団体戦のシングルやダブルスに望むにあたり「寝不足」というのは他人に迷惑をかけることであり、失礼ともいえるであろう。
まあ、以上は極端な話であるが、気をつけたほうがいい。

頭の位置

全てのショットで頭の位置(体の中心)がぶれないのが良い。

上級者とそうでないののの大きな違いは
ここにある。

ぶれないー>安定
である。

だから上級者のフォームはいつも安定している。

雑誌でプロのフォームを見て驚かされる。
体の回転を使ってフォアを打つ人の頭の軸が寸分も
狂っていないのだ。
これなら正確にコントロールできるわけだ。

ショートラリー

サービスラインでラリーを行う練習。
ウォームアップ時にも行う。

これをやると
「スイングの確認と修正ができる」
「サービスライン上のボールの処理に慣れる」
などの効用がある。

私は30分はやっていたいといつも思っている。
(相手や皆もいるので、いつも5分で終わるが)

ショートラリーだからといって、ボールを短く打とうと
振り切りを止めては意味ない。
(故意に止めて打つ練習ならば別だが)
きちっと振り切る。
ボールの長短はスピンやスライスや弾道で調整する。

ウォームアップ

私も以前は適当にやっていた。

しかし、やるようになった。入念に。

間接を柔らかくしていくことがプレーに大変重要だからだ。
怪我の防止のみではないのだ。

「俺はウォームアップなんかしなくても平気」というのは
勘違いをしている証拠なのである。

プロは30分以上は行うという。イチローは3時間という
話も記憶にある。



サイドよりセンター

ダブルスではサイドよりもセンターを守ることだ。
サイドを抜かれるのを恐れサイドに寄りがちの人が多いが、
サイドなんて抜かれてもいいと思うくらいでいい。
センターを抜かれた時のほうがショックは大きい。2人の間を抜かれるということが。
サイドに寄ってセンターを開けると、相手にプレッシャーがかからない。

相手はサイドを抜く方がセンターよりも難しい。