間違いだらけのテニス指導 <初級(初心者)・中級から上級テニスを目指すために> -106ページ目
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プレッシャーをかける

プレッシャーをかけること。
いろいろある。

リターンのポジションを前に詰めたり、
センターに寄ってみたり、
相手に体をまっすぐ見せたり。
(肩をエンドラインに平行にするのではなく、相手に対して平行にするという意味)


最後まであきらめない

戦術とはいわないだろうが、全ての根幹。
「最後まであきらめない」
である。

たとえどのような相手であろうと、全てを使って
立ち向かうことだ。

どこにどんなチャンスがあるのかわからない。

負けても、必ず得るものはある。

気持ち良いことが重要

全てのショットは”気持ち良さ”が重要。

気持ち良く打てた時、バランスがとれていて、
理にかなっている。

力を入れていないのに
「ラケットにボールがあたる音がいい」
「ボールがのびる」
「足が動けていると感じる」
「頭がぶれない」
などである。

グリップの握り

いろんな握り方がある。
それぞれに長所短所がある。

私はこの握り方を変えて、フォアの悩みを解決した。
偶発的に探し出したのだが。

ということで、思うように進歩しない場合、握り方を
変えてみることをお勧めする。
ほんの数ミリでも、いろんなことが変わってくる。
打点、スイングなど。

分解写真に注意

雑誌にテニスのフォームを分解写真で掲載しているが、注意を要する。
フォームの展開の時間的推移を見誤ってしまうからだ。

フォアハンドも、「ため」「瞬発(瞬間の振り抜き)」「フォロー」とあるのだが、そのへんは分解写真で見え難い。

そして、ひとつひとつの写真のひとつひとつの技は何かのヒントになることはあっても、それが正解ではない。
ひとつひとつの技は一連の動作の中で意味を持ってくる。
「ひとつの技」を安易に抜き取り、「こーずべし」と言っている解説の実に多い事か。

上手になるためのラケット

上手になりたいならば、ラケットはオーソドックスなもののほうがいい。
プロが使うようなやつだ。

技術は現状維持で、より快適にしたいならば高反発だとか面の大きなラケットだとかがいい。
ただし、ラケットで技術をサポートできるが、いつのまにかサポートに頼り切ってしまいがちになるだろう。
こういうラケットだと、たまに「すごいショット」は打てても、コンスタントには打てない。

脱力

スピードボールを打とうと思ったら、ともかく脱力。
「相手をスピードで負かそう」と力んでしますのが大抵のプレヤーだと思うが、スピードは力みからは生まれない。

ラケットスピードを出すための、体全体の合理的な連携がスピードボールになる。

肘から出せ

何も力まずに、肘をボールに当てていく気持ちで。
するとどうだろうか、肘から先のラケットは苦もなく
ボールにあたり、かつ速く振り切れ、スピードのあるスマッシュになる。

もちろんスピードがあればいいというもんではないが、
意識しなくても力まなくてもスピードが確保できてしまうのだから、これに越した事はない。

アンダースピンをかけれるようにする理由

アンダースピンをかけれるようにする効用は、相手にとってとり難くくすること以上に、相手から来たボールの力を利用し、自分にコントロール性をつけるところにある。
アンダースピンを使えれば、
相手から100のエネルギーで来たボールを100で返したり、10で返したりすることができる。
要するに100で返す時にはアンダースピンを使わずに。10で返す時にはアンダースピンを使う(使わなくても、その他の方法はあるが)。

アンダースピンをかけれないと、極端な話、100できたら100、50できたら50でかえすことになる。

ともかくボレーのバラエティー(引き出し)が格段に多くなり、ボレーがめちゃくちゃ楽しくなる。



トップスピン

トップスピンは下から上へとある。
これは誤りではないが、この意識でいると、所謂パワーのない、トップスピンになる。
パワーのあるトップスピンはネット上を直線的に超え、ベースライン上で必ずストンと落ちて入るものである。

意識としてはフラットで叩く。そして、叩くと同時にボールに鋭く回転をかける。さて、この鋭く回転をかける方法であるが。。。。。

これは口では説明しにくい。ラケットの面が瞬間的に速く、下から上に抜ければ良い。下から上に長く抜ける必要はない。

どうしたら瞬間的に速く抜けるか。ともかく、振り切ることをする。

では、どのように振り切るのか。これは別途。
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