間違いだらけのテニス指導 <初級(初心者)・中級から上級テニスを目指すために> -104ページ目

回転のかけ方

これには重要なポイントがある。
このポイントを押さえると格段にサービスが楽しくなる。

雑誌でプロのサービスを見て。すると、私たちと特に違っていることろがある。それはボールを打った後の手の動きだ。手の平を外側にして振り抜いている。また、ミート後は肘で折れている。

ここがポイントなのである。

この打ち方でボールを打つと、「振り抜けば振り抜くほどに回転がかかる」「スムーズな感覚のサーブを体感できる」である。

さて、この打ち方は実は慣れないとなかなか難しい。最初は手だけをこねくりまわそうとする。
しかし、スタンスをとり、膝をまげ、肩をひき、などなど、他の部分が理にかなうように整ってくると、このこねくりまわしが無くなる。

何を言いたいのかというと、この打ち方をずーっと練習してほしいということ。
最初はうまくいかないだろう。しかし、ともかく外側に上方に大きく大胆に振り抜くことを継続する。すると、サービスの回転がだんだんわかってくる。
我慢して練習し続ける事。
そして練習試合の中で確かめること。サービス練習の時にはうまくいっても、試合の中ではプレッシャー等から全くフォームが違ってしまうことが多々あるからだ。

右足

右利きの場合。

右足を残す。
右足がスイングといっしょに前に出てしまっており、体の軸がぶれる。

ビデオを撮ろう

単純なことですが。
自分のフォームをビデオに撮ろう。

私はいつもがっかりしていますが(笑)

コーチにいろいろ言われますが、それよりもやはり自分のフォームを客観的に見るのが一番納得できる。

昔から自分は「コンパクト」だとわかっていましたが、
良いコンパクトでなくて、悪いコンパクトです。

スピンは体を開かない

サービスは打ちたいほうに打とうと思って
打ちたい方向に振り抜こうとするが、ちょっと感覚的には変えたほうがいい。

ガットがボールにあたって飛ぶ方向(飛ばせたい方向)と垂直の方向にラケット
を振り抜く感じが良い。すると回転がきちっとかかる。

所謂体を開かない。右ききサーブならば、左肩を左方向に開かない。

これは非常に重要だ。

左肩を開いてしまっていると、どんなに回転をかけようと思ってもうまくいかない。だんだん力んで手だけでなんとかしようとする。でも回転がかからない。

ボールをトスした左手の甲をずっと見るとか、トスアップ時に左肩を入れるとか、スタンスをクローズぎみにするとかのいくつかのポイント的なところはあり、それは役立つが、しかし、意識で「開かない」としていないと、何をやっても開いており、うまくいかない。

騙されたと思ってやってみてください。全てが見違えると思います。

もちろんトスは常に安定させること。トスがいい加減だと、安定はしない。

1ケ月は振り切りに徹しよう

1ケ月は下記を実践する。練習試合で実践。結果はまず気にしない。

・全てのショットの振り切り
・サーブの肩入れ
・足腰の下(バネ)キープ
・中心の確保


サービスの調整

練習で次の順番に調整すると良い。

・回転とコントロール(特に回転)
(回転が思い通りにかけれる感覚を重視すること)
回転のためには
>足のクッション
>肘引きと肘アップ
>左手のこう

・グニャグニャ感
・気持ち良さ感
・スピード感(前の感覚に、段々とスピードを加えていく)

スピード感からスタートすると、少しでも思い通りに行かない場合、そこから概ねフォームを崩す。

試合開始でも、まずは冷静にコントロールから行くべし。思い通りのところにコントロールできれば、その後も落ち着いて集中できる。スピードも加えれる。

グニャグニャ感

あえてグニャグニャと表現しました。

要するにどこかを補正しようとすると、他のどこかに余計な力が入ってしまって全体としてスムーズに動かない。
動きが「固くなる」




素振り

素振りを工夫して行うことは非常に効果がある。
しかし、意外に工夫していないのでは?
ただ闇雲に素振りをしても改善しない。

さて、バックハンドは最も効果が顕著に出ると私は思う。
バックハンドが苦手な人は素振りだ。
・振り切ること
・打点を前に想定すること
・バックスイングも考えること

最初は思い通りのところにショットが行かないかもしれない。そこは深刻にならずに思い切って行く。そのうちポイントを掴める。さすれば、安定してしまう。

スピードボールを打てばいいというものではない

スピードボールを打てるとうれしい。が、試合では逆効果になることもしばしば。
ダブルスで相手が2人ともボレーに出てきている。
ここでスピードボールを打つ。

相手が反応できないほどのスピードボールならばいいだろう。
抜けるか、ミスか、浮くかに繋がる。
しかし、相手が反応できるスピードボールは逆にそのスピードボールの力で切り返され、鋭くボレーで決められてしまう。
そして、相手が反応できないほどのスピードボールはダブルスなんかでは、そうは打てないだろう。

スピードはなくても沈めるボールが打てれば、少なくとも、この「鋭い切り返し」がこない。こちらも力まないのでミスを減らせる。

全てはあたりまえだが確率だ。
こちらのミスを減らしエースを増やす。相手のミスを増やしエースを減らす。
このためには、さて、どうだろうか。
自分達の力と相手の力によるものなので、大正解はない。
しかし、少なくとも無理したスピードボールは百害あって一利なしということだけはいえるだろう。
サーブも同様。

上手な相手だと、いくらスピードがあってもコースが単純だと、あっさり返されてしまう。サーブのスピードに下手に自信を持っている人ほど厄介だ。回転とコントロールも備えているならいいのだが。概ね自滅する。
スピード&コース&回転。この3つのバランスがとれていないショットは効果が薄い。

まず、当面しなければならないことは、コンスタントに自信を持って打てるショットの精度を高めることだろう!!!そして、チャンスが来た時に決めることのできるショットの精度を高めること!!
いずれも力まず、気持ち良く、打てることが大切だ。

ボーレー2ステップ

バックハンドのボレーが1ステップ。
2ステップで最初のステップを前に。今は横になっている。